日誌

なわとび大会でも「心を込めて」!

 毎週来ていた雪雲も,今週は一休みのようで,ホッとしています。今日は雨水です。風は冷たいですが,一歩一歩春が近づいています。学校は,6年生との行事が一つ一つ終わっていきます。どの行事もしっかりと取組み,満足のいくものですが,やっぱりさみしさが残ります。
 さて,本日の2・3校時。校内なわとび大会が行われました。2学期後半から,休み時間や体育の時間を使いながら,石井っ子は一所懸命に練習をしてきました。
  
 
 
 個人種目は,学年に合わせて5種目。全て合格した石井っ子はS級になりました。長縄は,学級ごとに挑戦。1分間に跳べた回数が記録になります。
 個人種目は,惜しいところで失敗してしまった姿も見られましたが,最後まであきらめずに頑張る姿ばかりでした。ふてくされずに取り組める心が育ってきているのを石井っ子の姿から感じました。
 長縄は,とにかく学級がまとまっていなければ,思うようにできない種目です。学級のまとまりが回数に大きく影響してきます。学級のまとまりについては,心配いらないと思っていますが,緊張や焦りが出なければいいなと思いながら,石井っ子の挑戦を見ていました。
 取り越し苦労という言葉がぴったりでした。どのクラスも緊張や焦りはあったのでしょうが,みんなで協力して回数を伸ばしていきました。
 最高回数は,さすが6年生。116回でした。練習で苦労していた1年生も71回とすばらしい結果でした。
 こういう行事のとき,「結果じゃないんだよ」「最後まで一所懸命に取組むことが大事なんだよ」と子どもたちには話します。でも,正直なところ,「結果もでればもっといいよな」と思うところがあります。そもそも,私が教員になったのは,「中体連の結果が満足できなくて,自分が監督になって満足のいく結果を出したい」というのがきっかけです。(小学校の教員なので,この夢はかなわないと思います。)高学年の子どもたちにとっては,結果も意欲の一つになります。だから,こういう行事や大会,試験の後の大人の働きかけが大切なのだと思います。夕食などで,そんな話題が出ましたら,頑張りを認め,ほめ,そして,次につながるアドバイスをしていただけるとありがたいです。保護者の皆さんのたくさんの経験談は,子どもたちが成長するための肥料です。適切な時期に,適切な量を与えてください。きっと素晴らしい実が実ります。学校は,そのお手伝いをがんばります。
 書き忘れました。見ているときの応援,「心を込めて」の姿がたくさんありました。とは言え,まだ,課題はありそうです。「心を込めた」応援を自然にできるような学校に育てていきたいと思います。