日誌

お月見どろぼう

  昨晩は、中秋の名月でした。東白川郡では、「お月見どろぼう」と言って、家々の軒先や玄関先に月見団子をお供えし、それを子どもたちが盗み食いするという風習があります。もちろん本当のどろぼうではなく、十五夜のお供え物として備えたお団子やお菓子を「こんばんは。お月見どろぼうに来ました~。」「ありがとうございました。」と言って頂きながら、家々を回るのです。「○○さんはお料理が上手だから、お団子もすごく美味しいんです!だから、たくさん食べちゃいました!」「大きいバックがパンパンになりました!」と報告してくれた子もいました。私は、福島市の出身で、ススキやリンドウなど秋の草花とお月見団子、里芋やサツマイモ、ブドウや梨などをお供えしますが、「お月見どろぼう」は、こちらに来て初めて知った習わしです。地域の結びつきが強い地域ならではの風習なのかもしれませんね。
 地域のみな様、昨晩は子どもたちのためにいろいろとご準備いたきましてありがとうございました。みんなとても喜んでいました絵文字:笑顔