命の尊さ「妊婦体験」
5・6年生は、家族への聞き取りや妊婦体験を通して、命の尊さや自分が家族や周りの人々に愛され大切に育てられてきたことに気づき、感謝の念を育む授業を行いました。
授業では、まず理科と保健で学習した受精について復習し、次に、事前に家族に聞いてきた聞き取りメモをもとに、お腹にいたときのお母さんの気持ちや苦労、出産時の様子や生まれたときの家族の気持ちについてそれぞれ発表しました。さらに、ゲストティーチャーの青砥先生に、ご自身の妊娠・出産の時の様子や気持ちについてお話いただきました。出産の時は自分も苦しかったけれど、赤ちゃんも生まれてこようと一生懸命がんばってくれたこと、元気な産声を上げて生まれてきてくれたときは、涙がどっと溢れたことなどをお話しいただきました。皆それぞれのドラマをもってこの世に誕生し、奇跡ともいえるような命を両親からいただいたことを確認し合いました。
その後、妊婦体験スーツを着用し、身体への負担や行動の大変さを実感し、お母さんへの手紙をしたためました。「…こんな大変な思いを10ヶ月もして、産んでくれてありがとう。(6年T)」「…腰が痛くなりました。10ヶ月も痛いのを我慢して無事に産んでくれてありがとうございました。(6年N)」「こんなに大変だったということが分かりました。…11年間育ててくれてありがとうございます。(5年H)」「…産んだ後もいろいろと大変だったと思います。ありがとうございます。(5年Y)」「切迫流産になって大変な思いをしたのにぼくを産んでくれたお母さんに感謝しています。産んだ後も大切にしてくれてありがとうございます。…これからはお手伝いをたくさんします。本当にありがとうございました。(5年R)」
どの子も自他の命の重み…命の尊さを実感するとともに、家族への感謝の気持ちを持つことができました。
赤ちゃんの重さに羊水の重さを加えると10㎏になるなんて!靴下を脱ぐことも寝返りをうつことも苦しいで~す