日誌

「生まれてきてくれてありがとう」

 1・2年生は、おへその役目を知ることを通して、生まれる前から自分が大切にされ、守られていたこと、生まれた時の家族の喜びや成長への願いを知ることにより、家族への感謝の気持ちを育む授業を行いました。
 まずはじめに、おへそのある動物とない動物の仲間分けをし、次に、図や写真を見ながら人間の赤ちゃんが育つ様子を知ることを通して、おへそはお母さんと自分をつなぐ命の綱であったことを学習しました。さらに、赤ちゃん人形を抱っこし、自分が生まれた時、家族はどんな気持ちでどんな言葉かけをしたのか想像しました。最後に、自分宛の家族からの手紙を読み、家族の愛情の深さと自分がかけがえのない存在であることを実感することができました。
 手紙を読み終わると、「これ(手紙)、ずっととっておきたいな。」「涙がでそうになちゃった。」とつぶやいていた子がいました。中には手紙の内容に心を打たれ、放心状態になって机に突っ伏してしまう子もいました。子どもたちの様子や手紙を覗き見ていた私もウルウル…担任の青砥先生も養護の綾奈先生もウルウル…。子どもたちが誕生した時のご家族の喜びや健やかな成長への願いが伝わる心のこもったお手紙でした。