日誌

「手のひらの会」のみなさんが来てくださいました Part2

    次に、3・4年生の教室を覗いてみましょう。3・4年生は、丸山美佳子さんが、「ともだちや」「おれたちはパンダじゃない」という本を読んでくださいました。

  「ともだちや」は、友達が欲しいのに、友達をどうやってつくるか分からないさびしがり屋のキツネが、「ともだちや」という商売をして、友達をつくろうとします。友達は自然発生的にできるように思いがちですが、みんなどこかで必ず勇気を出して、一歩を踏みだしているんですよね。「ともだちや」ののぼりを捨てて、オオカミからもらったミニカーを片手に走っていくキツネの後姿に、思わず「友達ができてよかったね。」と声をかけたくなるようなお話です。
  「おれたちはパンダじゃない」は、パンダ人気がうらやましいクマと白クマが、からだに白と黒のペンキを塗ってパンダに変身するのですが、人気者生活は意外にイマイチ…雨で元の自分たちの姿に戻り、パンダ生活は終了します。「自分らしく、今のままでいいんじゃない?」という考えが伝わる素敵な作品です。