日誌
「手のひらの会」のみなさんが来てくださいました
先月に引き続き、矢祭町生涯学習・学校支援ボランティア「手のひらの会」のみなさんが読み聞かせに来てくださいました。
さあ、今日はどんな本を読んでくださったのでしょう…各学級を回ってみましょう。
1・2年生は、金澤洋子さんが「チロップのきつね」というお話を読んでくださいました。北の海にうかぶチロヌップ島には、きつねの親子と心温かい人々との穏やか暮らしがありました。それを引き裂いた戦争…戦争が、きつねたちをかなしい運命へと追いこんでいきます。赤くさいた花がきつねの命の灯火のように思えてくる涙をさそうお話しです。
3・4年生は、佐川瑞枝さんが、「オオカミのともだち」いう本を読んでくださいました。独りの方が気楽だと考えているオオカミが、話しかけてきたクマと「一緒に獲物を探そう」ということになり、相手の本心を探りながら疑心暗鬼で同行しているうちに、友達のいる嬉しさを感じていくというお話です。
5・6年生は、佐藤マキ子さんが「みょうがやど」という落語「茗荷宿」の絵本を読んでくださいました。ある宿屋の主人と女房が、みょうがを食べさせると忘れっぽくなるという話を聞き、金持ちの客がうっかり財布を忘れていくよう、やたらとみょうがを食べさせたり、みょうがをたっぷり浮かべたお風呂に入らせたりします。しかし、客が帰った後、どこを探しても忘れ物などありません。「はて、みょうがの効き目が、なかったかな?」いえいえ、肝心かなめの宿賃を払うのを忘れていった…という落ちのおもしろいお話しです。
「手のひらの会」のみなさん、今回も素敵な本との出会いをありがとうございました。
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