日誌

「手のひらの会」のみなさんが来て下さいました Part1

 1~3年生は、中野美智子様が「いのちの木」を読んでくださいました。この本は、雪の中、キツネが静かにその命を終えるところから始まります。横たわるキツネの周りにキツネを愛していた森の仲間たちが次々と集まり、キツネと過ごした温かい時間を語り始めます。「いてくれたら あったかい。いなくなっても あったかい。」森の動物たち一人一人にとって、キツネは特別な存在でした。やがて雪の中からキツネの毛並みと同じオレンジ色の芽が芽吹き、やがてそれは大きな大きな木になり、そしてその木は、また一人一人にとってかけがえのない特別な存在となるというお話です。
 誰しも、いつかは愛する人との別れを経験するものですが、大切な存在が目の前から消えてしまっても、その人のことを想ったとき、語ったとき、感じたとき、その人は、すぐそばにいるのかもしれません…。命について、そして、どのように生きるかということについても考させられる感動的なイギリスの絵本です。