日誌

「手のひらの会」のみなさんが来てくださいましたPart2

 上学年は、金澤洋子様に「かあさんのこもりうた」を読んでいただきました。この本は、東日本大震災で母親を亡くした女の子とその兄弟たちに、天国のお母さんから一通の手紙が届くという実際にあったお話から生まれました。ある日、まねっこ鳥が大きな嵐の来襲をみんなに知らせますが、りんごの実を摘むのに夢中だった母さんぐまは、とうとう家には戻って来ませんでした…。大好きだったお母さんとの突然の別れ。この悲しみの大きさを語ることはできませんが、たとえ会うことはできなくても、母親の愛情や思いを受け取ることで子どもたちは強く、そして優しくなれるというお話です。お母さんぐまの大きく深い、永遠の愛を感じることができる感動的な絵本です。
 今月も素敵な絵本との出会いをありがとうございました。