日誌

全校朝会で黙祷


 3月7日(月)、春を思わせるような暖かい朝でした。
今朝の全校朝会でも、ポスターコンクールの表彰を行いました。

続いて、校長講話では、東日本大震災から5年が経過したことについての話をしました。
主な内容は次の通りです。
①平成23年3月11日午後2時46分に宮城県沖を震源とするマグニチュード9の大地震が発生した。
②宮城県では震度7、福島県でも震度6強を観測した。
③波高10m以上の巨大な津波が発生し、太平洋沿岸では壊滅的な被害が発生した。
④福島第一原子力発電所では全電源が喪失し、原子炉が冷却できなくなりメルトダウンが発生した。
⑤大量の放射性物質の漏洩を伴う、重大な原子力事故に発展し、周辺一帯住民の避難生活が始まった。
⑥震災による死者・行方不明者は全国で約18500人にも及んでいる。
⑦避難者は現在でも182000人おり、長期化している。
⑧臨時休業している小学校は4校、中学校は2校である。
⑨他の市町村において仮設校舎などで再開している小学校は19校、中学校は10校ある。
⑩仮設校舎には音楽室、美術室、家庭科室、PC室、体育館などが未だにない学校もある。
⑪全く知らない土地で、不便な中でも、満足のいく学校生活ができない中でも、くじけずに
頑張っている中学生がいる。
⑫現在の矢祭中学校で安定した生活ができることは当たり前ではなく、幸せであると思わなければならない。
⑬福島県民として、この現状と向き合い、放射線については正しい知識を身につけ、
福島県をもっと元気な県にしていかなければならない。

 講話の途中では、この震災にて犠牲になられた方々へ哀悼の意を表し、黙祷を捧げました。

 本来であれば、3月11日に行うべき所ですが、卒業証書授与式であるため、本日の全校朝会で
お話をしました。