日誌

思い出の十大ニュース、第2位

 思い出の十大ニュース、第2位は
「感動の『赤い屋根の家』~郡音楽祭」
でした。
 全校児童(1年生から6年生までの33名)で参加した郡音楽祭。一学期から練習に取り組み、夏休み中も、朝から陸上→合唱→水泳と活動してきた子供たち。棚倉町文化センターのステージで、心をひとつに「赤い屋根の家」を歌い上げました。
 しかし、練習ではなかなか「こころをひとつに」というわけにはいきませんでした。6年生にとっては、いろいろな意味で「今年で最後」となる音楽祭、自然と意気込みというか力が入ります。でも合唱は6年生だけではできない、低中学年の子供たちにも参加してもらわないと合唱になりません。当然のことですが、1年生などは「郡音楽祭のステージに立つ」という意味がわからず、練習中も横を向いたり手わすらをしたりおしゃべりをしたりと、なかなか集中できない場面がありました。それでも、先生方が根気強く指導し、高学年が模範となってそれに応え、その姿を見て下の子たちも徐々に気持ちを強くしていってくれたのです。大会の前には、私も「下関小にとって今年で最後の音楽祭、皆さんが下関小最後の児童、こころをひとつにして歌いましょう」と全校児童に呼びかけ、棚倉町文化センターのステージに送り出しました。
 当日、会場後方でビデオカメラを回しながら子供たちの演奏を見ていると、どの子も、真っ黒に日焼けした顔で、元気に、笑顔で、堂々と歌っているではありませんか。その「こころをひとつに」歌う様子に、自然と涙があふれてきました。あの時の感動は今も鮮明に思い出されます。

審査員の先生からも「とても音楽的、小学生にはなかなかできない演奏」という講評(好評&高評)をいただきました。