日誌

思い出の十大ニュース、特別篇

 下関小の教育活動を振り返るにあたって、忘れてはならないのが、地域の皆様方のご支援です。本校では、ほぼ日常的に、大なり小なり何かの形で地域の皆様方のお世話になっております。特別講師として、授業で、子供たちにご指導いただくこともたくさんあります。今年一年だけを振り返っても、一輪車教室、交通安全教室、食育指導、歯科指導、エアロビクス教室、着衣水泳教室、おやきづくり、わら細工、図工ののこぎりの指導、陶芸教室、つつじぞめ体験、裁縫教室、etc・・・。
 特に、片野要作先生には15年間書写のご指導をいただき、また、本多森雄先生には13年間図画のご指導をいただきました。今年、その最後の授業を終えるにあたっては、誠に感慨無量のものがありました。本多森雄先生には、図画の指導を通して夢を持つことの大切さや豊かな創造性を学ばせていただきました。片野要作先生には、書写の指導を通して書の形だけでなく、心の形を学ばせていただきました。お二人とも、その筆先は何よりも雄弁に人としてのありようを子供たちに解き明かしてくれました。いいえ、子供たちばかりではありません。先生方も、校長のわたくしも、多くのことを学ばせていただきました。
 今は、只々、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

「字はバランスが大事だよ」「よし、そこでしっかりとめて」「長江の流れも1滴の水から始まる。1つ1つの基本をしっかり身につけること」・・・心の形、人としての姿を教えていただいた、片野要作先生。

 既成概念にとらわれることなく、自由に、のびのびと表現することを通して、夢や創造性のすばらしさ、柔軟な発想や生き方などを教えていただいた、本多森雄先生。

 下関小のお家芸ともいえる一輪車、毎年、その一輪車の様々な技をご指導いただき、子供たちのチャレンジ精神に火をつけていただいた新田正恵先生。