石井小だより

 　今週末の２６日（土），いよいよ子どもたちが，そして，皆さんが待ちに待った「学習発表会」です。台風２７号の動きが気になりますが，今日のような青空のもとで開催できればと思っています。

　各学級でそれぞれ発表に向けた準備も大詰めを迎えていますが，全校児童での発表の「群読」と「合唱」の全体での練習が１校時目に行われました。
　どの学級も事前にしっかりと練習をしていたようで，群読も合唱もなかなかいい仕上がりでした。当日が楽しみです。
　さて，群読は皆さんもご存じの方が多いと思います。谷川俊太郎さんの「生きる」です。合唱は，先日９４歳で亡くなられたやなせたかしさん作詞の「手のひらを太陽に」です。
　子どもの頃は，詞の内容を深く考えることはなかったのですが，どちらも，深い内容だと思いながら練習を見ていました。
　石井っ子も，保護者の皆さんも，地域の皆さんも，そして，本校の職員も，笑顔の陰には悩みや苦労がたくさん隠れているのだと思います。でも，「今を精一杯生きることって素晴らしいことだよ。」と，石井っ子が元気づけてくれる時間になればと思います。

　本日の５校時目に，校内での研究授業が３年生の教室で行われました。
　算数科の図形の学習です。自分たちで作った三角形を仲間分けしながら，「正三角形」や「二等辺三角形」とはどういう図形かを考えていきました。
　
　
　友だちと仲間分けの理由を考えたり，考えた理由をもとに実際に仲間分けをしたりしながら，正三角形は三つの辺が同じ長さであること，二等辺三角形は２つの辺が同じ長さであることを自分たちで見つけていきました。
　算数は，学年が上がるにつれて頭の中で考えることが多くなります。しかし，考えることができるようになるためには，小学校の低・中学年のうちに具体的なものを操作する活動をたくさん行い，抽象化できる力が必要なのだと，子どもたちの姿を見て改めて思いました。

　操作活動だけでは学力は身につきません。覚えるべきことは，しっかりと覚える必要があります。今回３年生では，パソコンと大型テレビを利用して，フラッシュ型教材を使って基礎基本の定着に取り組んでいます。さすが今どきの子です。視覚情報を処理する力は，私のような年齢の人間とは比較になりません。ＩＣＴ機器は，高価ではありますが，やはり道具です。子どもたちの能力を伸ばすところで，効果的に利用することが大切なのですね。
　一所懸命に学習に取り組んだ３年生に拍手です。

　風もおさまり，どうやら石井小学区内には，大きな被害もなく台風26号は通り過ぎて行ったようです。伊豆大島では，大きな被害が出ているようです。被害が広がらないように祈るばかりです。
　さて，東館小で見えた虹は，石井小からはこんな感じでした。

　あまり写りが良くないのですが，両端がはっきりわかる素敵な虹でした。
　まだ，川の水も多く，斜面も水を含んでいます。石井っ子の皆さんは，今日は，室内での過ごし方を工夫してください。

　他校のページにも書かれてあります。本日，全児童へ文書を配付しました。明日は，台風26号から児童を守るために，町内の小中学校は臨時休校となりました。
　臨時休校の目的はただ一つです。
「子どもたちを台風の被害から守る」
そのための休校であることを，学校でも伝えましたが，家庭でもお願いします。
　特に明日の午後は，雨がおさまってくることも予想されますが，河川の増水や斜面の崩落などは風雨の後に起こることも多いです。明日は，一日，学校からの課題や自主学習，室内での遊びなど工夫して過ごすようにお話しください。
　明後日，青空のもと，元気に全員が登校してくるのを，チーム石井は待っています。

　天気が心配されましたが，矢祭町防犯協会石井支部主催の防犯鼓笛パレードが無事に行われました。
　　
　　
　書きたいことは山ほどあるのですが，今日は1つだけ。
　沿道の声援が，とても嬉しかったです。わざわざ家から出てきたり，仕事の手を休めて窓から応援してくださる石井地区の皆さんの姿に感激してしまいました。
　拍手をしてくれる人，手を振ってくれる人・・・。どの人も子どもたちを温かく応援してくださっているのが伝わってきました。
　「こんなに地域の皆さんに大切にされている子どもたち，学校なのだから，頑張らなければ！」と，決意を新たにしました。
　こんな素敵な機会をくださった防犯協会石井支部の皆さん，棚倉警察署の皆さん，矢祭町の皆さん，地域の皆さん，本当にありがとうございました。そして，ここまで一所懸命に指導した本校のスタッフにも，大きな拍手です。