内川小だより
全国学校給食週間
戦後、日本では食糧不足により食事を十分に食べることができず、栄養失調の子どもがたくさんいました。そのため、1946年12月24日から東京、神奈川、千葉で学校給食が開始されました。現在、12月24日は冬季休業日ですので、翌月の1月24日から30日までを学校給食週間としています。
本校では、全国学校給食週間にあわせ、生活環境委員会の子どもたちが中心となって給食クイズを出題し、問題を解くことを通して、給食に関心をもってもらう取り組みを実施しました。休み時間等を利用して全校生18名が問題に挑戦し、一昨日、生活環境委員長より表彰状が授与されました。委員会の子どもたちが出題した問題は6問。全問正解者は4名、5問正解は5名、4問正解は6名でした。子どもたちは、毎日美味しい給食が食べられることに感謝の気持ちを持つとともに、給食の歴史について知ることができました。
5・6年生「租税教室」の実施
県南地方振興局の小室様と吉田様をお招きし、租税教室を実施しました。まず始めにビデオを鑑賞し、町や学校で使われている税金にはどのようなものがあるかみんなで考えました。また、もし税金がなかったら私たちの暮らしはどうなるかということについても考えを発表し、税金がないと学校に通うにも公園や公民館を利用するのにもお金がかかることなどを学習しました。また、20人の子どもが6年間小学校に通う際にかかる費用が約1億円になることを教えていただき、どれだけの税金をつかって学校に通い、勉強しているのか実際に1億円のレプリカを見せていただき、実感することができました。子どもたちは、税金の大切さについてしっかりと学ぶことができました。
節分集会
全校生で節分集会を行いました。集会の企画・運営は全て3・4年生5名が行い、進行やあいさつは勿論のこと、節分クイズなどみんなが楽しめるものを考えて実施してくれました。その後、全員が追い出したい鬼とその理由を発表し、それぞれの鬼の絵を黒板に貼ってみんなで豆まきをしました。子どもたちの家では、既に鰯の頭を焼いて柊の枝に刺し、玄関先にさしてあるとのことで、今晩は豆まきをして恵方巻きを食べ、悪い鬼を追い払い福を招き入れるのだそうです。因みに今年の恵方は西南西です。
明日は立春、暦の上ではもう春です!
命の尊さ「妊婦体験」
5・6年生は、家族への聞き取りや妊婦体験を通して、命の尊さや自分が家族や周りの人々に愛され大切に育てられてきたことに気づき、感謝の念を育む授業を行いました。
授業では、まず理科と保健で学習した受精について復習し、次に、事前に家族に聞いてきた聞き取りメモをもとに、お腹にいたときのお母さんの気持ちや苦労、出産時の様子や生まれたときの家族の気持ちについてそれぞれ発表しました。さらに、ゲストティーチャーの青砥先生に、ご自身の妊娠・出産の時の様子や気持ちについてお話いただきました。出産の時は自分も苦しかったけれど、赤ちゃんも生まれてこようと一生懸命がんばってくれたこと、元気な産声を上げて生まれてきてくれたときは、涙がどっと溢れたことなどをお話しいただきました。皆それぞれのドラマをもってこの世に誕生し、奇跡ともいえるような命を両親からいただいたことを確認し合いました。
その後、妊婦体験スーツを着用し、身体への負担や行動の大変さを実感し、お母さんへの手紙をしたためました。「…こんな大変な思いを10ヶ月もして、産んでくれてありがとう。(6年T)」「…腰が痛くなりました。10ヶ月も痛いのを我慢して無事に産んでくれてありがとうございました。(6年N)」「こんなに大変だったということが分かりました。…11年間育ててくれてありがとうございます。(5年H)」「…産んだ後もいろいろと大変だったと思います。ありがとうございます。(5年Y)」「切迫流産になって大変な思いをしたのにぼくを産んでくれたお母さんに感謝しています。産んだ後も大切にしてくれてありがとうございます。…これからはお手伝いをたくさんします。本当にありがとうございました。(5年R)」
どの子も自他の命の重み…命の尊さを実感するとともに、家族への感謝の気持ちを持つことができました。
赤ちゃんの重さに羊水の重さを加えると10㎏になるなんて!靴下を脱ぐことも寝返りをうつことも苦しいで~す
「お弁当の日」に向けて(5・6年生の授業)
5・6年生の「お弁当の日」の目標は、「バランスのとれた献立を考え、お家の人の協力のもとお弁当を作ってくる」ことです。5・6年生は、事前に家庭科の時間に考えたお弁当の献立を石黒先生に添削していただき、栄養価やいろどり、分量などについて授業の中で一人一人ご指導いただきました。3・4年生同様、「お・い・し・そ・う」の5つのルールに照らし合わせ、いろどりはどうか、「主食3、主菜1、副食2」の黄金比になっているかなど自分の立てた献立を再考しました。一人で作るのは難しい面も多々あるかと思いますが、子どもたちのがんばりに期待したいと思います!
「お弁当の日」は2月12日です。この日は、石黒先生もお出でくださり、子どもが作ったおにぎりやお弁当を見に来てくださいます。そうそう、当日は先生方も自力で?お弁当を作ってきますので、チーム内川みんなでおいしいお弁当づくりを目指してがんばりましょう!
「お弁当の日」に向けて(3・4年生の授業)
3・4年生の「お弁当の日」の目標は、「お弁当に必要なものをお家の人と買いに行き、おかずを一品作ってくる」ことです。授業では、まず、お弁当の最大の楽しみである蓋を開けた瞬間の「おいしそう!」という感激を話題にし、おいしそうなお弁当は食べる喜びだけでなく、食欲を増進させてくれること、そのためには「お・い・し・そ・う」の5つのルールがあることを学習しました。まず、「お…おおきさぴったり?(年齢にあったカロリーを摂取できる弁当箱の大きさである)」「い…いろどりきれい?(栄養のバランスがよく、見た目もきれいである)」「し…主食3、主菜1、副食2?(主食と主菜と副食のバランスが3:1:2である)」「そ…それぞれ異なる調理法?」「う…うごかない?」
その後、事前に調査していた12月と1月の給食の献立の人気ランキングを発表し、上位を占めた献立に使われている食材の選び方についてクイズ形式で学習しました。「ニンジンは、葉がついている所の切り口が小さくて表面がつるつるしているものを選ぶ」「ゴボウは、皮の部分に旨味成分があることから、土がついていて根が少ないものを選ぶ」こと、また新鮮な肉の選び方や賞味期限と消費期限の違いなどについて学習しました。子どもたちは、石黒先生から作りたいおかずのレシピをいただきましたので、それを見ながら調理をすることになります。
さあ、3・4年生はどんなおかずを作ってくるのでしょう…楽しみです!
「お弁当の日」に向けて(1・2年生の授業)
1・2年生の「お弁当の日」の目標は、「お弁当づくりの手伝いをし、おにぎりを握ってくる」ことです。授業では、おにぎりは、何で作るの?…という問いから、子どもたちにとって大変身近な米作りの過程について映像で紹介するとともに、夏休みの自由研究で米作りについて追究してきた1年生の女の子の研究について紹介しながら、米作りにかかる手間や苦労、人々の想いを知ることにより、お米一粒一粒を大切に、感謝の気持ちをもっておにぎりをにぎってくることを子どもたちから引き出すことができました。さらに、自分でにぎるおにぎりの具材を決めたり、まるいおにぎりと三角のおにぎりのにぎり方を実際に例示したりしながら、一人でも簡単に作れる方法を学びました。
さあ、当日1・2年生はどんなおにぎりをにぎってくるのでしょうか…楽しみです!
「なるほど~、まるいおにぎりは手をまあるくして、三角おにぎりは、片手をくの字にしてにぎるんだ!」
「お弁当の日」の実施に向けて
内川小学校では、学校と家庭が連携し、食事について親子で共に考える機会をつくり、子どもたちの食への感心を高め、感謝の心を育むことを目的として、本年度より「お弁当の日」を実施します。「お弁当の日」の目標は、低学年は「お弁当づくりの手伝いをし、おにぎりをにぎってくる」、中学年は「お弁当に必要なものをお家の人と買いに行き、おかずを一品作ってくる」、高学年は、「バランスのとれた献立を考え、お家の人の協力のもとお弁当を作ってくる」ことです。
本日、矢祭町給食センター栄養士の石黒 広美先生にお越しいただき、各学級で「お弁当の日」の実施に向けた授業を行っていただきました。どの学級も、学習のめあての達成に向けた素晴らしい授業を行っていましたのでご紹介したいと思います。
※ 昨年末から、石黒先生と養護教諭の綾奈先生が綿密に計画を練り、また、昨日は今日の授業に向けて遅くまで石黒先生と綾奈先生、担任の先生方が打合せを行っていました。食育一つとっても先生方の熱い思いが伝わってきます…。有り難い限りです!
保護者の皆様には、朝の忙しい時間、お時間と労力をおかけすることになると思いますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
放射線教育
京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境学を専攻されている幸 浩子(みゆき ひろこ)様を講師としてお迎えし、各学級で放射線について授業を行いました。低学年は、アニメーションを用い、キャラクターなどを登場させながら、中・高学年は、クイズや質問に答えたり、実験や「サイエンス・カフェ」といった手法を用いたりしながら、それぞれの放射線に対する考えや知識を創発する授業を行っていただきました。発達段階に応じた学習内容を手法を凝らした学習方法で指導していただき、「放射性物質」と「放射能」、「放射線」の違いや私たちの身の回りには「自然放射線」と「人工放射線」が存在していること、一度にたくさんの放射線を浴びると危険であること、たくさんの放射線から身を守る方法などについて知識を深めることができました。
「箸の作法をマスターせよ!」その後
箸ミッションの途中経過についてお知らせします!子どもたちと先生方は、ミッション2の「箸を正しく持って箸先をカチカチカチと合わせるテスト」に挑戦し、見事全員合格することができました。ミッション3のお椀からお皿へ食材に見立てた小さなブロックを箸で掴んで移動させるテストでは、既に10名が合格しており、あと一頑張りといったところです!
最終ミッションは、朝のうちに子どもたちから審査の依頼を受けた校長もしくは養護教諭が給食時に学級を訪ね「1.食べる姿勢が美しい(背筋が伸びている)」「2.箸の作法が正しくできる(嫌い箸をやっていない)」「3.上の箸(動箸)を親指・人差し指・中指で持てる」「4.下の箸(支え箸)が動いていない」「5.正しい箸の持ち方がくずれることなく完食した」の5項目で審査をし、合否を判定します。
ミッションを全てクリアし、「箸マスター(熟練者)」の称号を受けた子は今のところ3名おり、3名には箸マスターの賞状とお箸をプレゼントしました。さあ、箸マスター目指してみんながんばろう!